大学受験の現代文で、避けて通れないのが小林秀雄の評論
文です。なまじの評論でなく、文芸とも云うべき格調高い
文章に、現代文が不得意だった自分は、七転八倒した記憶
しかありません。わけても『當(当)麻(たえま)』は、
世阿弥と能について直感と興奮のうちに綴った絶品の文章
で『美しい「花」がある、「花」の美しさといふ様なもの
はない。』で有名ですね。能は「舞」と「謡」による呪術...
故に解釈しようとしてはならない...というのが私の自論。
だから、途中で眠ってしまっても致し方ない。呪だし(笑)。
(この中将姫の姿はご存知の方が多いのでは)奈良県葛城市に、
當麻寺(たいまでら)という七世紀創建
の古刹があります。この寺の縁起に登場するのが中将姫で、
弥陀の礼賛能である『當麻』の後シテです。奈良市にある
元興寺の建築を発展させたことが解るすばらしい伽藍。
機会があればぜひお訪ねください。ちなみに真言宗、浄土
宗、南都六宗の作法が並存する珍しい寺院としても有名。

...珍しく真面目な記事を書いたのも、かの忌まわしきセン
ター試験が週末にあるからでしょう。親子二代に亙り苦渋
を舐めたマークシート(笑)。あぁ、受験生がんばれ!

今日の一曲 『
Goddamn I'm Dead Again/Sum 41』

今日の一冊 『
モオツァルト・無常という事/小林秀雄』
<ごはん>
炊飯器ではなくお釜で炊くようになってから、ちょっと
ぜいたくなブランド米を、試してみるようになりました。
最近では山形の"つや姫"、北海道の"ゆめぴりか"、滋賀
の"きぬひかり"などなど。福井のお米もおいしい。精米
の状態によっても味は変わるようですが、やはり大切な
のは「上手に炊くこと」でしょう。これが難しい...。
ところでみなさんは、マスヤの「おにぎりせんべい」を
ご存知ですか。娘が住む岩手には流通していないらしく、
たまに邦さんが送っています。まぁ、米どころ東北なら
ご当地のせんべい、あられ製品は充実してるのかも。
ちなみに醤油味だけでなく、銀しゃり味があるとは!