親兄弟よりも、邦さんと過ごした時間の方が長くなっていました。
今は二人と一匹。だから・・・これからもよろしく。
いろいろあって4週間ほど遅くなりましたが、結婚25周年のディナーに
左京区岡崎にある"
cenci(チェンチ=古びたもの、襤褸)"に出かけました。
昨年12月にオープンしたイタリアンのお店ですが、ランチは2、3月がすでに
一杯、ディナーも2月は一杯で3月があとわずかという予約状況。このブログ
でも何度か紹介したあのイルギオットーネ本店を任されていた坂本シェフの
お店ですから、楽しみにしていたファンがいかに多かったかということですね。
狭い階段を降り、入口から薄暗いサブエントランスを抜けると正面カウンター
席を舐め、右手に開放的な空間が一気に広がります。内装、調度はこだわり
ぬいていて、イタリアの片田舎のレストランに入った印象です。
料理云々のお話しはここでは割愛。もう溢れるほどwebでコメントされています。
お店の雰囲気、サーヴ、食事、ホスピタリティ・・・トータルですばらしかった。
何よりもスタッフが、みなさん楽しそうに働いておられ、そのことがこちらの
気持ちを明るくしてくれます。ステキな時間を過ごさせていただきました。
帰り際、見送りに出てこられた坂本シェフと記念撮影。
記念日なので・・・とお願いすると快く一緒に入ってくださいました。
私が、こういう場でこういうお願いをするとは自分でも驚き。
それだけ、こちらの"しごと"に感動したということだと思います。
ものの理(ことわり)を料(はか)ると書いて「料理」です。
10代から理を求めて研鑽を重ね、若くして独り立ちしたシェフや板さんたち。
客だからこそ、謙虚に向き合いたいものですね。一期一会・・・それは人に
限らず、食材、飲み物、調度すべてに云えることだとあらためて思いました。
そこではじめて「今一度(いまひとたび)」が生まれるのかなと。
